市井のひとの大河小説☆流転の海

Posted on 日曜日, 4月 4th, 2021 at 4:16 PM


 コロナ禍で、、、
 増えた「読書」熱!

 おうち時間が長く
 外食も減ったので
 読書量がグンと増えました。

 せっかくなので
 長ーい長ーい小説を読んでみようと思いまして、、

 宮本輝さんの「流転の海」を読みはじめました。

 宮本輝さんの自伝的大河小説で
 37年かけて完結した全9巻になる小説です。

 読みすすめられるのかしら?
 と、思い
 最初は1巻だけ購入して


 いやいや面白い!!!
 と、なり
 続けてAmazonでポチりました。

 宮本輝さんの父親をモデルに
 その妻とその子
 3人の20年にわたる人生を描いたお話しで

 戦後の混乱期から復興し高度成長を遂げた昭和の歴史も感じられて
 面白いのです。

 波瀾万丈で
 ハラハラしたり
 ホロリとしたり
 

 ドリフターズのコントで
 「志村〜うしろ〜うしろ〜」って観客のこどもたちが叫んでいたように
 (昭和に人にしかわからないわね!)
 

 『熊吾(主人公)また騙される〜』って
 ツッコミを入れたくなっちゃうのです。
 

 とても長いお話しなのに
 ぐいぐい読めてしまうのです♡

 登場人物もスゴイ人数なのですが
 それぞれの人々が小説の中でしっかり生きていて

 匂いまでも(香りじゃなくて匂い)感じられるような
 すごーい小説です。

 今、8巻の初めの方を読んでいます。
 

 時代で言えば1963〜1964年頃。
 東京オリッンピックの頃です。

 関西のお話しなので
 お住まいの方やご出身の方には
 懐かしい街の情景まで浮かぶのではないでしょうか。

 あと1巻、、、

 先を急ぎたいような
 読み終わるのが寂しいような
 不思議な気持ちです。

 

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