『夜に星を放つ』☆ほのかな灯りが見える優しい物語
Posted on 金曜日, 9月 16th, 2022 at 6:14 PM
窪美澄さんの本を初めて読みました。
直木賞受賞作の『夜に星を放つ』
コロナ禍のなんとなく気落ちした毎日に
光が射すような
ほのかな灯りが見えるような
優しい物語でした。
短編の5つの物語は
星がモチーフとして描かれています。
なにかしら欠落した人たち
登場人物で
切ないお話しなのですが、、、
悲しいだけでなく
希望も見いだせるようなお話しなのです。
最後のお話し
「星の随(まにま)に」が印象に残りました。
父の再婚相手との微妙な溝に
取り残された感じの小学4年生の男の子が健気で
胸が締め付けられました。
物語の続きは
明るい未来でありますように、、、
ベットの中で
ひとつひとつの物語を噛み締めました。
と言う訳で、、
この作家(窪美澄さん)の別の本も読んでみたくなって
『ふがいない僕は空を見た』をポチりました。
これもまた『空」ですね!
秋の夜のお楽しみ♡
読者はやめられない。