「あちらにいる鬼」
Posted on 木曜日, 12月 16th, 2021 at 6:14 PM
瀬戸内寂聴さんがお亡くなりになって、、、
なにか1冊読んでみようかな?!
と、思い
選んだ本です。
井上荒野さんの「あちらにいる鬼」
寂聴さんの著作でないもの選んでしまいました。
出家する前は恋多き女性だったことは有名な話しですよね。
この小説は
寂聴さんと作者の父である井上光晴さん(作家)と作者の母の
三角関係を描いた話しなのです。
他人には理解し難い話しですが
そこには
魅力的な寂聴さんが瑞々しい姿で確かに居る!と、感じられました。
どうしようもない嘘つきな男(光晴さん)なのですが
魅力のある方だったのでしょうね〜。
愛は一筋縄にはいかないものなのですね。
その娘である作者が描き
その本の帯をモデルである本人(寂聴さん)が書いているのですから、、、
小説家とは
業が深いものです。
さぁ
次は何を読もうかなぁ?
1冊の本をきっかけに
いろいろな世界や心模様に踏み込んでいくような
想像が広がっていくような
そんな感覚が愉しいのです☆☆☆